演劇「これでも真面目に生きてます」
タイトル:「これでも真面目に生きてます」
日時:2021年11月27日(土)
1st 11:00- / 2nd 15:00- / 3rd 19:00-
場所:富山県民小劇場オルビス(〒930-0003 富山県富山市桜町1丁目1-61 7階 マリエとやま)
主催:劇団宇宙ボウズ
料金:大人1000円
小人(中学生以下)500円
先日 無事(?)、公演を終えました。
しっかりとセリフのある役で出たのは本当に久しぶりでした。(紙芝居パフォーマンスは話す人が別なので動きだけ、銀河鉄道はモブキャラ&受付だったので)
11月の芝居ですが、台本は4月の頭にいただいていたし、稽古は7月後半から始まっており、かなり 手厚いスケジュール感でした。8.9.10月は まぁ週2.3とかで 行けるタイミングで行っていた稽古が、11月にはならして週4で開催されておりました。私なんぞは行ける時に行くというスタイルで週3(時々2)とかで参加させていただいていたのですが、演出の方は基本、全参加。しかも 客演には金銭的な負担を強いない方針でいらしたため、稽古場使用料や本番の会場使用料、当日ケータリング等も ほぼほぼ 自費負担… その熱量 いかほどかは 想像に難くない。脚本執筆、企画・構成、自身の出演、全てをこなしてみせる マルチな才能&とてつもない熱量の持ち主で あります。
今回、劇団員の方以外の出演がとても多く、特に富山大学の劇団ふだい から4人も客演ということで、社会人と大学生の芝居を通じた心の交流みたいのも 私の中ではサイドストーリー的な感じで刺さりました。「互いの真剣さが どうすれば相手に伝わるのか」という葛藤を見た気分なのです。正直、そこの面では、私なんかは 勝手にわかったような顔をして 青い春だね…と傍観してしまったような気もしてて、自分で自分に「相変わらず調子乗ってんなー(ウリウリ)」って したくなる感も 若干ありました。ただやっぱり 冷静に考えて、実年齢もちょうど真ん中位の年齢だったので、必然的に接着剤的な立ち位置になるしかなかったよとも思うのでした。(もっと稽古中盤から 仲良くしてればよかったのかな とも思ったけど、多感な男の子に変な勘違いさせてもなー なんて思い、一歩引いてしまってた自分もいた。ナメられるのも嫌だし。ちゃんづけで呼んでいいですかってので もう警戒してしまったってのがな…←)
んなこた おいといて。最後の稽古の時に「なるほど!」となったのが、演出の方は早稲田の演劇サークルで公演のお手伝い経験がある方であったということですね。舞台装置を極力シンプルにし、役者をとにかく際立たせて見せたいという演出方針で「その役の生き様、あり様を見せたいんだ!」「ここまできたんだから、とにかく当日は思いっきり楽しんで!遊んで!」という言葉がとても胸に残っています。
あと、”段取りにならないようにやること”の大切さ も思い知らされた。言い換えれば 即興性の尊さなのか。段取り化すると、見てる分には ”ほら!私、こんなに台詞を覚えたの!凄いでしょ!”的 発表会に すぐ成り下がってしまうと思った。台本が決まってると、意識の上でもなおのこと段取り化しがちだと思うので、そこをいかにそうならないようにするか が大事だなと思った。そのヒントになりそうだったのが、冗長になり なかなかノりきれてないように見えた役者さんが 音響さんのミス(これは、あえてでないか?と思うレベルの…笑)で 急に即興性(緊張感というか)が出てよくなる瞬間を垣間見たり、そういうのが体感できたのも 面白かったのです。
個人的にはやりきったつもりですが、体力的についていけてなかったなー…(反省)ってのが やっぱ一番 悔しかったな。日常生活から もっと体力的なことに気を遣ってきたい。でも アンケートで私のやった役に共感してくれた人がいたことは とても嬉しかった。本来の私も、情緒不安定で リアル サザエさん現象になることが よくあるので、自分に共感してもらえた気がしたのです。笑
ただ 自分の2言目のセリフ「何それ。彼とエッチか?朝から?」って言うのが、普段の自分からは絶対出てこない言葉なので、実は地味に 本当に恥ずかしかった。。。でも こんな風にあっけらかんと話せる人もきっと世の中にはいるんだろう。今後、自分が台本書く時にも、読み手から「こんな人もいるんだな」と思われる可能性は高そう… という教訓にもなりましたな。
色々ありましたが、とにかく非常に 楽しく・充実した 贅沢な時間でした。深謝!
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