ひとり芝居「あなたがいなくても」
題名:あなたがいなくても
日時:2020年7月26日(日)15:00-/19:00-
場所:カフェ白銀 2Fセミナールーム(射水市三ケ白銀町797−4)
料金:投げ銭
備考:レクリエーション(結城まゆみ、寺山晋)、
一人暮らし20代女子編、三世帯同居80代女子編、トーク(阿原 × iropha)
準備不足感もあって「お…終わった…(噛み締める感じ)」というよりは、「(あぁ…何とか)終わった…」という感じでした。。。自信がないまま一旦 走りきり、とりあえず「”やった!”という事実を残した」という。でも、やってよかった!!と思っています。
語弊を恐れず言えば、愛を感じたから。愛されていることを実感できたから。これは 自分にとって とても大きい。
そして、やりたいことと向いてることの違いを実感した。「こういう雰囲気のものをやりたい」という漠然とした思いを演技や映像にするのは好きだ。でも、脚本や構成をバシッと決めて作品づくりをするのは苦手だ。演出はどちらかといえば後者のイメージなのに。汗
とはいえ、向いてないからって辞める/諦める気もない。あくまで 強みは強み、弱みは弱みと受け止めて、諦めたり 敬遠したりせずにやろう と思った。下手だからやらない、得意だけどやらない、とか そういう単純な判断はしない。必要ならやる。
「やる人がいる&見る人がいる=それで初めて成り立つ」ってことも とても実感しました。媚びるつもりはないけれど、確かに…!とか、痛いけどその通りです…!ってことは、時間がかかっても受け止めていきたい。それが自分が目指したい未来に直接繋がってくると思った。
県内アマチュア演劇の大先輩である結城さんに見てもらった中で、特に心に残った言葉が2つある。ちょっとニュアンスが違う部分もあるかもしれないけれど、
「(自分が発信しているものについて、)自分が思っているよりもお客さんは受け止めてくれている。お客さんをもっと信じよう!言葉で説明しなくても大丈夫!」
というのと、
「自分が発したメッセージを どう受け取るかは、お客さんによって様々。全然 異なる。」
というもの。
これは 言っていただいたタイミングで、既に 漠然と真実味を感じていて ”スッ” と心に入ってきたけれども、アンケートや感想を聞いていると、本ッ当に真実だなー…っ!!って実感が強くなりました。感想が千差万別…! その上、どれも真実だし 尊い。
ぶっちゃけて言うと、私はあんまり”役者”に興味がなかった。役者は表に出るアイコンだけれども、演出と脚本あってのもの。キャスティングのセンスや、作品の作り方や、作品の色は演出と脚本が操作するんじゃないかと思っていた。一人の役者が出せる”色”って ある程度決まっていると思ってて、それが演出や脚本との出会いによって、新たな面が引き出されることもあれば、あー、らしいというか、まんまですねってこともあるんだろうなと思っていた。(人は、あくまでその人でしかない みたいな。)だから「脚本や演出が大事!」って思い込んでいた。でも”雰囲気”を作るのは 役者だなと改めて思った。
自分の中の「演劇は演出/脚本が…」 っていうのが ガラガラガラ…って崩れた気がした。良くも 悪くも 何でも 思い込みはよくない。作り手のメンバーも 見る側のお客さんも 開催のタイミングも すべて一期一会だし、あずかり知らないところで 奇跡が起きることもあるし、一番偉いのは○○!とか ないなーと すごく思った。最終的に 何がよかったとか悪かったとかも、どれか一つ突出してたら それだけが評価されるんだろうし「全体として 良いものにするには、バランスが大事だ」とか、フツーに考えればわかることに、なんか 肩の力が抜ける気がした。
一つ実感したのは 経験の大切さ。心が バキバキになっても、何かしら チャレンジして、経験を重ねることは必要なことだと 改めて思った。演出作品をPRするのと、出演作品をPRするのとでは心の負担が違うと思っていたけど、(演出の方が客観的に見てOK! と思っているものをPRできるから気持ちが楽。)それがどちらにしても ゆくゆく=になるよう、動いていければいいなぁ って思いました。役割は役割であって そこに優劣はない。
その道の先輩も、見てくれるお客さんも、挑戦する人も、皆 尊いなと思います。
0コメント